イベント情報
【かづの・ショプロンのハーモニー友好交流記念事業】ショプロンの調べ
中央ヨーロッパに位置するハンガリー。ショプロン市はハンガリーのもっとも西に位置する、オーストリアとの国境の町です。ローマ帝国から続く古い歴史のある町です。17世紀に町の大半が火事に見舞われましたが、その後バロック様式で建て直されて以降、今も当時の街並みを残しています。
ハンガリーの音楽家といえば、フランツ・リストという巨匠がいます。ピアノの魔術師と呼ばれた超絶技巧のピアノ曲や交響詩という様式を確立したロマン派の作曲家です。他にもベラ・バルトークやゾルタン・コダーイといった作曲家を始め、多くの作曲家を輩出しています。また、ショプロン市はオーストリア北東からハンガリー北西に広がる「西パンノニア」と呼ばれる地域に位置しています。この「西パンノニア」地方は音楽の都ウィーンを中心にクラシック音楽の中心的な地域でもあります。特にウィーンは「弦楽四重奏の父」と呼ばれるフランツ・ヨーゼフ・ハイドンの生まれ故郷であり、西パンノニア地方は弦楽四重奏のふるさととも言われています。
そんな弦楽四重奏の本場で2005年に結成されたのがWespa Quartet(ウェスパ・カルテット)です。ウェスパとは西パンノニア(West Pannon)から取ったものでヴァイオリン2名、ヴィオラ1名、チェロ1名の編成です。それぞれロンドン、ブリュッセル、ウィーン、ブダペストの音楽アカデミーを卒業し世界各地で活動を行っているプレイヤーたちです。
今回はウェスパ・カルテットのオリジナルメンバーのヴィオラとチェロに、ピアノとヴァイオリンを加えた特別編成でお送りいたします。
写真左から
Zsuzsanna Bódás(ジュジャンナ・ボーダーシュ)/ピアノ
Gergely Kuklis(ゲルゲイ・ククリシュ)/ヴァイオリン
Péter Kóczán(ペーテル・コーツァーン)/ヴィオラ(Wespa Quartet)
Marcell Vámos(マルツェル・バーモシュ)/チェロ(Wespa Quartet)
コンサートは2部構成で1部は県立花輪高等学校吹奏楽部の演奏をお送りします。花輪高等学校吹奏楽部は全国大会20回出場を数え、今もそのサウンドを受け継いでいる名門校です。
吹奏楽のブラスのサウンドと弦楽アンサンブルののびやかな旋律をお楽しみいただけます。この機会に本場ヨーロッパの響きを味わってみませんか?
開催施設 | 文化ホール |
---|---|
開催期間 | 平成28年10月2日(日) |
開催時間 | 開場13:30 開演14:00 |
参加費(入場料) | [全席指定] 500円(前売り・当日とも) ※未就学児入場不可(託児をご利用ください) |
お問合せ先 | 鹿角市文化の杜交流館コモッセ 0186-30-1504 |